プロフィール

雨蘭

Author:雨蘭
漫画家。
1999年 快楽天星組でデビュー。(当時別ペンネーム)
2002年 松文館より初単行本「感じる年頃」発行。

2005年に雨蘭としての活動を休眠。
その後、別ペンネームにて主に青年誌で活動し、その間に単行本8冊刊行。
2009年から雨蘭としての活動を再開。2011年ヤングアニマル嵐で「無邪気の楽園」連載開始。2017年9月連載終了。11月よりスピンオフ開始予定。

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倍返しは呪いの言葉

Category : 雑記
普段あまりテレビドラマ見ない俺だけど半沢直樹
は何故か偶然初期からちゃんと見た。
感想から言えば素直に面白かった。
極端にディフォルメされたキャラがちゃんと
活かされてたし、ハラハラドキドキの展開も
巧妙でした。


ただ、一般的な感想として半沢が「スッキリする」とか
「水戸黄門のようだ」と評価しているのを見聞きしますが…
俺はあの「倍返し」がスッキリすると思った事はありませんでした。

そう思えない理由はあの土下座があります。

半沢は上司や対立相手から攻撃を受け、
それを攻略しなければ自分がやられてしまう、
まさにヤるかヤられるかの窮地に立たされます。
そのどんでん返しはとても痛快で
手に汗握るスリルがありました。
しかしその後の土下座は半沢の闇であり彼の自己満足です。

それがハッキリ描かれていたのが5話。
浅野支店長を土下座させたシーンです。
あの土下座は半沢が勝ち誇る為の追い打ちで、
見ていて気持ち良いものではありませんでした。

普通のドラマならばきっと
勝利が確定した時点でヒーローが
敵に救いの手を差し伸べる筈です。

相手が本当の悪ならば、最後の最後まで悪あがきして
自滅するように描くでしょう。
ヒーローは倒れた敵に対して自らトドメを刺しません。

しかし半沢直樹ではそれをことさらに描きました。
つまり制作者側は半沢直樹は半沢が完全無欠の
ヒーローではないんだというメッセージをあの
土下座に込めたのだと思います。

つまりこのドラマの本当の肝は
半沢が執心の鬼になる…つまりダークサイドに落ちるか、
父の言葉を胸に踏みとどまるか、なのです!


西大阪支店から東京本社に移っていよいよ
仇である大和田常務との対決へ向いました。

そして勝った。
そして彼は大和田常務に土下座をさせる。
頭取の諌めも聞かず、役員の面前で。
残念ながら半沢はダークサイドに落ちてしまったのです。

その証拠に彼が形見として持っていた父のボルトが
握りしめた掌に刺さっていました。
それを見た半沢は動揺し、その場を去ります。
あれは父の言を忘れた半沢が正気を取り戻した瞬間です。

衝撃のラストシーン。
半沢に下った沙汰は半沢にとって意外なものでした。
そして頭取を睨みつけて終わります。

あれをどう見るかはやや別れると思いますが、
俺は「頭取もタヌキだった」ではなく
「頭取はやはりちゃんと人を見ていた」と
解くべきだろうと思います。

だからこそ続編が見たい!

もしこの10話で終わるならば
「約束は約束だ」と自ら膝を折る常務に対して
「アナタには謝罪のチャンスすら与えない。これが100倍返しだ!」
とでも言えばスッキリしたでしょう。

しかし半沢は落ちちゃったんです!
主人公が真っ黒に染まってしまった。
そして然るべき沙汰が下った。
それなのに半沢はまた怒りを燃やして睨みつけてしまった。

もうこれは完全に悪です。

人を呪わば穴二つ。
「倍返し」は呪いの言葉であり、
世間で言われているような「スッキリ」な決め台詞
では無いのです。

きっと原作小説では続編で鬼から人へ生還する物語が
描かれているのでしょうね。
主人公が悪のままでは終わっちゃいけませんよ!


ラジオで堺雅人さんが続編出演を断ったので
続編は白紙状態だと聞きました。

堺さんよ…
頼む!見たい!やって!
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